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2006 April 12,Wednesday

個人サイトはおろか企業のサイトでも重要な収入源となっているGoogleAdsense。

インターネット上での小額決済や有料サイトの購読が未だにハードルの高い分野であることを考えると、広告収入、特にコンテンツにマッチした広告を自動で表示*1してくれるGoogleAdsenseに注目が集まるのは自然なことだと思います。
GoogleAdsenseで表示される広告をクリックされることで収益が上がる、となれば少しでも多くのクリック数を稼ぎたくなるのが人情です。

そんな訳で、GIGAZINEさんのエントリ「よくクリックされるGoogleAdSenseの条件3つ」で紹介されているようなGoogleAdsenseへの最適化というのが注目されており、広告表示の位置を相当練りこんで配置しているサイトも結構あります(とくに個人運営のニュースサイトなど)。

で、上のGIGAZINEさんのエントリを読んでいてちょっと思ったのが、広告費稼ぎたいがためにコンテンツの質悪くなることがあるんじゃないか?ということです。

記事の途中に広告表示する手法なんかが特にそうで、クリック率を上げるという意味での最適化はされると思うのですが、普通に考えると広告以降の記事って読まれないですよね。

サイト運営者にとって一番の理想は記事の最後に置いた広告をクリックしてもらうことだと思います。このポジションでの広告クリックは記事を読んでもらった上でのクリックですし、コンテンツ内容への補足的に表示された広告とも言えるので広告クリック後の広告主サイトでのコンバージョン率にも良い影響を与えると思われます。

僕もいくつかのサイトでGoogleAdsenseのテストを行ったことがあるのですが、一番収益が上がるのは残念なことに内容の薄いサイトでした。

なぜ内容の薄いサイトでクリック率があがるのか?

ということを検証した結果の僕の結論は、

「検索サイト経由で来たユーザーが求めていた情報がないことに気づき関連キーワードが表示されている広告をクリックする」

ということです。

内容が薄いのにSEOだけしっかりとしたサイトだと上記のような行動パターンがはっきり見られるわけですね。

こうなるとGoogleAdsenseのクリック率ってのはより統計的なものになりアクセス数が上がれば収入があがるという形になります。

でもサイト運営している喜びはありません*2

僕の経験値のみで独断ですが、つまるところGoogleAdsenseで儲けるにはSEO対策を徹底的にした上で内容のないサイトを作ってGoogleAdsense最適化を施す、ということですね。

でもこれってユーザーにもGoogleにも嬉しくないサイトが増えるだけだということなんですよね。内容ないのに検索エンジンで上位に来るサイトって正直ウザイし・・・・。

逆にコンテンツが魅力的でサイトのファンになった人ってのはGoogleAdsenseをクリックする率は低いと思います。

なぜかというとユーザーはそのサイトを見るのが目的なので、広告には興味を持たない可能性が高いからです。

仮にユーザーが「いつもありがとう!」って気持ちで広告をクリックしたとすると金を払っている広告主には傍迷惑なクリックになるわけですよ。

ここにGoogleAdsenseで収益を上げる際のジレンマが発生すると思います*3

これを解決するにはひたすらアクセス数を増やすって手しか今のところないような気がします*4

もしくは投げ銭システムというかチップシステムみたいなのを構築することですかね?

ユーザーが「いつも魅力的なコンテンツを提供してくれてありがとう!」って気持ちでクリックするとユーザーに直接小額課金されるとか、もしくはチップ用の広告枠を売るって手もありだと思います。

あぁー、これで一つ新しいビジネスできないかな・・・?


  • 注1 GoogleAdsenseに関してはサイト運営者が広告枠を埋めるための営業をしなくても良いというのも非常に魅力的ですね。あと広告費の計算・回収もGoogleの仕事なのでサイト運営者はコンテンツに集中できるのが成功の要因の一つだと思います。
  • 注2 収入があるので正確には喜びはあるのですが、サイト運営ということに誇りを持てるかというとさにあらず、ということですね
  • 注3 サイト運営者のジレンマでもあリ、Googleのジレンマでもあると思います。
  • 注4 ついでにアクセス数が増えると普通の広告(こっちのほうが収入高いと思う)を取れるので収入は安定します。



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